台北整体基本手技法2
3.滾法こんぽう(転がす)
①定義:
施術者は手の第4第5指の手背関節と小魚際(小指球)が(患部へ)接触点として、連続的に手首及び前腕を回転させながら、施術部位に密着させ、連続的にグルグル回しながら移動させる。
②要領:
滾法で施術する時、肩、腕の力を落として、肩、肘の方向を下へ下げる、手首をリラックスさせ、指と掌を少し捻転させる。
手の方向が胸と45度位で、下向きの力は転がす(回転させながら+移動させる)力より弱くさせる。
③適用部位:
身体の各体表部位。
④施術効果:
体表の緊張をほぐして、リラックスさせる効果が出来る。
4.推法すいほう(手前から前方へ力を加えること)
①定義:
施術者は手の指、掌、掌根(しょうこん)、肘などの所で施術部位に密着させ、単一方向へ押し進むこと。
②要領:
推法で施術する時、施術部位に対して、手が穏やかで、且つ 速度は一様にして、均一な力で前方へ推進する。
③適用部位:
身体の各肉厚の筋肉部位。
④施術効果:
深筋層(インナーマッスル)を弛緩して、リラックスさせる効果が出来る。